MFT(口腔筋機能療法)とは
MFT(口腔筋機能療法)とは、歯並びや噛み合わせに影響するお口まわりの筋肉が正しく機能するためのトレーニングのことです。
口腔周囲筋のバランスを整えることで不正咬合の原因を取り除き、矯正治療を成功させるための環境を整えることが可能です。
歯並びを悪くするこんな癖ありませんか?
美しい健康な歯を維持するために。小さい頃からの口腔習慣が大切です
お子さまが将来に渡って健康な歯で食事ができるようにするためには、小さい頃からの口腔習慣が大切です。
小さい頃から矯正医にかかり、顎の成長をコントロールすることで、将来、矯正治療をせずとも、美しく健康な歯を維持することが可能になります。
対象となるお子さま
装置を使う矯正治療前の子供(5-10歳)が主な対象となります。
プログラムの内容
MFT(口腔筋機能療法)プログラムにより、虫歯予防管理、悪習癖(唇、舌、嚥下など)の改善を行います。
矯正・自由が丘歯科室のプログラムは、舌にアメをのせたり風船を使ったりと、小さなお子さまでも飽きず取り組める工夫がされています。また、測定装置を自分で触ったりノートを自分で記録したりなど、お稽古ごとのようなイメージで楽しく通えるようなコンセプトで運営されています。
プログラムはセサミストリートのキャラクターがいる診療室で行われます。
トレーニングメニューの例
- ・スポットポジション(舌の先をいつもつけておく位置を覚える)
- ・ポッピング(舌を上にもち上げる力を強くする)
- ・バイト(かむ力を強くする)
- ・スラープスワロー(正しい飲みこみ方を覚える)
- ・ポスチャー(舌をいつも上あごにつけておく)
治療の流れ
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1現状の舌圧および口唇力を測定し数値化します。
- 2教本からレッスン内容をピックアップし、お子さまに合わせた練習計画を策定します。
- 3管理ソフト(SPOT)を使用し、計画に沿った定性・定量的評価を行います。
- 4舌の位置および口唇閉鎖力の改善がないお子さまに関しては、「歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)」等の子ども用マウスピース型矯正装置を使用します。
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)とは
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)は「子どもの歯ならび矯正」のために開発されたマウスピース型装置です。MFT(口腔筋機能療法)と併用することで効果的に子どもの歯並びを改善できます。
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)で小児矯正を行うメリット
1.ポリウレタン製の柔らかい素材だから痛みがほとんどない
2.子どもが嫌がる歯型(印象採得)を取る必要がない
3.食事の際など簡単に取り外しできるので口腔内を清潔に保てる
4.MFTの装置として使用できる(子どもでも簡単にできる)
子供用マウスピース型矯正装置には「歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)」の他に「インビザライン・ファースト」があります。
費用
MFTに必要な費用は、初回のみ必要な教本・チューブ代と、1回ごとに必要な治療費に分かれています。プログラムは月に1回ペースで、約1年ほどで終了します。
MFTと合わせて歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)等のマウスピース型矯正装置を使用する場合は別途費用がかかります。
教本・チューブ代(初回のみ) | 1,500円(税抜) |
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1回あたり | 3,000円/回(税抜) |
セサミストリートクリニックメンバープログラムについて
世界150の国と地域で愛され続けている子ども向け教育テレビ番組『SESAMI STREET®』(セサミストリート®)や子どもの教育プログラムを手がけるSesami Workshop(セサミワークショップ)が提供する小児医療に携わる医科・歯科クリニック、病院向けのメンバープログラムです。
子どもたちの「身体的健康」「精神的健康」「社会的健康」を支援するため、「医療」「教育」「エンターテイメント」を融合し、医療機関を治療拠点としてだけではなく、「健康を楽しく学べる場所」とすることを目標としています。